銀行窓口ですべての生命・損害保険商品が販売できる「銀行窓販」の全面解禁が22日、スタートする。保険業界はこれまで、銀行窓販に抵抗してきたが、全面解禁によって長年の議論に終止符が打たれる。銀行・保険会社の競争激化は必至で、保険業界再編につながる可能性もある。

 銀行窓販は、1996年の金融ビッグバン(金融制度改革)構想に方針が明記され、2001年、02年、05年と段階的に対象商品が拡大されてきた。22日の全面解禁後は、契約から支払いまでが長期間に及ぶ医療保険や、死亡保障型保険、自動車保険など、生・損保の主力商品が銀行で販売できるようになる。

 保険業界は、生保レディなど既存の営業体制への影響を懸念し、窓販解禁に抵抗を続けていた。しかし金融庁は、「競争によって、保険商品の開発が促進されるなど、利便性向上が期待できる」(佐藤隆文長官)とし、業界を押し切った。

 ただ、銀行による保険販売には、融資を見返りとする保険販売や、加入者の健康情報の流用、契約締結後の長期間の顧客対応などを懸念する声もある。このため同庁は、監督指針を改正し、銀行と保険会社の業務分担を明確にするなど、利用者の混乱を防ぐよう要請する方針

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